新年度会長挨拶「つなごう、ロータリーの輪」

新年度会長 渡部 満

皆さまどうぞよろしくお願いいたします。ロータリークラブは、「ロータリアンの上にロータリアンなく、ロータリアンの下にロータリアンなし、ロータリークラブの上にロータリークラブなく、ロータリークラブの下にロータリークラブなし」というのが原則です。皆が一緒に作り上げていくのが、ロータリークラブです。コロナ禍の3年間も過ぎ、もう一度、原点に立ち返ってクラブを作り上げて行きたいと思います。テーマは「つなごう、ロータリーの輪」です。縦に世代をつなぎ、横にも仲間の輪を広げて、互いにつながり合い、奉仕を通して充実したクラブ生活を築いていきたいというのが、わたしの願いです。わたしたちのクラブには90歳を超えた会員もいれば、現在30歳代の会員もいます。コロナ時代に経験した内容もそれぞれ違うことでしょう。しかし、われわれの内にある「レジリエンス」、回復力を信じて、忍耐力と回復力をもって少しでも新しいフェーズに向かって行きたいと思います。

わたしたちのクラブは、「なごやかで楽しい、調和のとれた格調あるクラブ」という、どこのクラブにもない素晴らしいモットーを持っています。このモットーが皆の体験のなかで実感できる活動を目指していくのが、もっとも大事なことの一つです。「格調」という言葉には、銀座という土地柄も意識されているのではないかと思います。今年は、銀座煉瓦街150年、関東大震災100年という記念の年です。両方とも銀座にとって、大きな変化の年でした。街は火災や震災によって壊滅的な被害を受け、その中から、今の銀座が生まれ出た、大きな節目の年だからです。職業奉仕をはじめとする5大奉仕部門、またクラブ奉仕も会員の管理と例会・イベントなど様々な課題を担っています。それぞれが互いを「つなぐ」働きを通して、血液の循環が健康な体の要であるように、健全なクラブの発展を目指していきたいと思いますので、ご協力のほどをお願い申し上げます。