2025-26年度 クラブ運営方針と計画

2025-2026年度会長 清水創平

本年2025-26年度の国際ロータリー会長、マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴさんは「よいことにために手を取りあおう(UNITE FOR GOOD)」をテーマとしました。

会員増強が私たちの組織の最優先事項であり、最も価値ある資産で、組織全体で会員増強に力を注ぐことが不可欠であることを強調しました。会員増強のためのロードマップとして、(a)革新・(b)継続性・(c)パートナーシップの3つを挙げました。(a)は、世界は変化しています。ロータリークラブも変化しています。時代の変改に的確に対応することです。(b)は、画一性ではなく調和と継続性です。未来のリーダーがさらなる発展を行えるようにします。(c)は、手に手を取ることです。

ロータリーのビジョン声明について、私どもクラブ会員としての把握が必要です。

それは“私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能なよい変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指しています。”です。この声明は、すでにロータリー国際大会や研修の場面で何度も強調されているスローガンであり、今後も共有して参ります。これらを実現するために4つの優先事項(「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的な関わりを促す」「適応力を高める」)としての行動計画が挙げられ、継続性が保てるように前年度から3-Year Goalsを行っております。

当クラブは、会員皆様の多大なるご支援のお陰で設立以来の基本理念「和やかで、楽しく、調和のとれた格調高いクラブ」をモットーに38周年を迎えることができました。RI会長並びにガバナーの方針を受け、インパクトのあるクラブ活動を進めていく所存です。

会員の高齢化や会員数の停滞、物価高騰が今、課題となっています。先輩会員と新会員の交流を広げロータリーの魅力を次世代へ伝えていくことが大切です。

本年度もIT-Web分野に傾注し、例会を中心としたリアルな活動(インパーソン)を中心に奉仕プロジェクト、クラブ管理運営、並びに同好会活動の魅力を発信していきます。そのための3-Year Goals・戦略計画をロードマップとして適宜に見直して参ります。そのため、今年度のテーマを「ウェルビーイングでエンジョイロータリー」といたします。

もっと元気なクラブになるために、今後行うべきことは、

【会員増強と会員基盤の確立】

クラブの高齢化に対する唯一の策は、絶えず新会員を迎え入れ、活性化させることです。2024-25年度は、純増で4名増えました。会員が増えれば、奉仕に参加する人が増え、地域社会活動に多くの会員の輪を広げることができます。退会防止を両輪として、本年度は、会員増強純増2名を設定致しました。クラブ活動は、成長し続けないといけません。既存会員と新会員の交流を深め、会員基盤を確立しながらロータリーの使命や魅力を次世代へ継承していきたいです

【奉仕活動への参画】

本年度は、4つの奉仕活動のうち植樹と清掃を中心とした社会奉仕を進めます。

築地川銀座公園植樹(2月)と檜原村植樹活動(3月)、銀座通り一斉清掃(10月・5月)へのご参加をお願い申し上げます。

【若い世代へのアプローチ】

新入会員を増やし、その方たちへのメンター制度の本格稼働を考えています。

紹介者・推薦人他に、入会後、同郷・同業で気軽にお話ができる方をさらに1名選出し、3名体制とします。いち早くクラブライフ(理念、活動の意義・友好の和)にとけ込み、ご活動いただける環境を創ります。

さらに、入会間もない若い世代の負担軽減と一部の会員への役割集中の低減化も行います。

【DX・IT促進】

DX化、IT化、ペーパーレス化による事務の負担軽減を進めます。

自らクラブとのかかわり合いを求め、連絡事項等の簡素化にご協力をお願いします。

近年、世の中は大きく変動しております。AI・半導体・DX化等で大きな変革期を迎えており、私どもも今の時代にあわせた対応が必須です。

これからの各委員会が速やかに活動できるようにクラウド(OneDrive)を活用し、人に役割(仕事)をつけないで役割(仕事)に人をつける運営を基本概念とします。IT化は「考える時間」を新たに創出します。その結果、皆様のこころとからだのウェルビーイング(健康・活動の強化)が大きくはかれると思います。

【細則の改定等】

時代変化と今後の活動にあわせ、細則や年会費等を改定いたしました。会員の皆様が、気軽に例会・行事に参画できるように、今後も必要に応じ、改定を考えていきます。

【クラブとのかかわり合いを保つ】

マイロータリーへのご登録お願い申し上げます。マイロータリーにログインすれば、そこで何を行っているか?何が大切でどのような方向に向かっているか等の様々な情報を得ることができます。自らアプローチし、接点を見つけ、変化と行動を起こして参りましょう。

【米山奨学事業・ロータリー財団・ポリオプラス】

米山奨学生のカウンセラー並びに会員の皆様のご協力を得て受け入れ、お世話をいたします。

また、ロータリー財団150ドル並びにポリオ撲滅のための30ドルの寄付を支援します。

【親睦活動】

親睦家族旅行は、2026年4月11日-12日、福島県に行きます。営農型太陽光発電所・バイナリー発電所・吾妻山醸造所ワイナリー・会津若松城・末廣酒造蔵等を訪れます。新しい発見と体験ができます。また、「植樹祭」で所縁のある、福島南並びに飯坂ロータリークラブ会員との交流も考えております。宿泊は、土湯温泉(山水荘)です。この機会に、会員・家族間相互の懇親の和を深めていただきたく存じます。

【個性と活躍の創出】

多彩な才能をお持ちの会員の方が多く在籍されています。奉仕活動を中心とした活動で個性が十分に発揮でき、かつ、ご活躍いただけるような雰囲気創りをいたします。今年度の組織・委員会は、この概念を基に依頼いたしました。

皆様からのご支援、ご協力、ご意見を賜りながら「ロータリーの魅力を伝えていくこと」に取り組む所存です。至らない点が多いと思いますが、会員の皆様、1年間ご指導をお願い申し上げます。